似ても似つかない相手をつかまえて、 似てるといっては涙している。 いまだに、ほらときを経たのに。 似ている、似ていると涙している。 君には昨日あったばかりなのにな。 どうしてかこんなにも止まらないのか。 似ても似つかない相手を捕まえて、 似ている…

わたしの胸がどんなにか痛いことを君にはあずかり知るべくもないけれど願わくばと強い気持ちで鼻の頭をべろりと舐める今この瞬間に君と出会えたなら良かったのに

ヤカポリタ ヤカプリチ ヤカポリタ ヤカプリチ奇妙な水音をしたたらせて しのびよる淡くてはかない鱗宿命的に年老いた野良犬のような咳をするその傍らで私はゾッコンという言葉について想いを馳せる枯れた神話、甦ることを信じて膜ごしになんども大きく息を…

虹の足は、骨の足 駆け上がる気持ちは、 健全に、健全にと ブレーキをかける