2020-01-01から1年間の記事一覧
芸術家は押し並べて王の道化である。 今も変わらず、王が資本家に変わっただけだ。
ただ視線を交わすだけで良い ビーツのスープよりも深く分かり合えるから 浮かぶサワークリームは淡く溶けて ディルの香りは深く皿に染み込んで ここから先の窓へ手を振りに行こう テーブルに全てを置き去りにして
恋が終わるとことばも終わる 黒ずんでしまった手のひらと ほどかれた髪の毛 下腹の柔らかさも遠く 輝く星だけは古いまま光を届ける
大きな観覧車だけが回っているさみしいところ 他には風の音しかしない 目をつむっても くるくる くるくると さみしいところ 取り残されることをのぞんだの 撥水加工のショーツから にょっきりと長い脚が伸びている 海はただ眺めるだけっていったのに 騙すこ…
団地に住んでいる。 一人で留守番をしている。 団地の窓からふと下の公園を見ると公園の左側にこんもりと人の収まるほどの大きさの緑色の盛り上がりが2つある。 先日まではなかったものだ。 お金がなくて、葬式もあげられず、遺体の処理や火葬の手続きもでき…