2007-01-01から1年間の記事一覧

群れ、群体、何か

私が常において交換可能な私であること 私が生けることのできる哀しみのすべてをあなたにあなたが生けることのできる場所についての意味を誰に、 もはや世界とは接続不可である この疑似現実を眼前においても 孤独は安まらず、 黄色く光る点滅の あるかなき…

私が排出しているものはただ血の塊それにほかならない

気が狂いそうになる終電の有様、 太陽が目覚めたばかりの地平はどこにあるっていうの?そんなのってありかしら。ファックミーだわそして男は女を見つけるのだわ。それこそファックミーよ 性別の分からない夜の電車。無神経なメールに涙こぼして 笑みを交わす…

遺伝子の列車

例えば旅行の帰り道、友人と別れた直後にすごいことが分かったりする。 本当にすごいかどうかはさておいて、 あくまで気が付いたときの自分の興奮値で。 なんだか基準のはかれないよく分からないことだけれど、 これってすごいことなんじゃないのかな? ↓以…

イメージのサンプリング

もろもろに崩れ 僕のハート 端から食べてくれるのかい? 北京でなんて笑わせてくれるなよチキンでもダックでも 臆病なのは変われない ナイフみたい 光る 君の 口もと 君は子鹿の目で僕を見つめるもんだから恥ずかしき魂に誓いをたててほのかな桃色の唇に触れ…

えむ

よろけて走る、朝の街 はじまりのすべて あるがままフェイクファーの甘い匂いをつかまえた 蹴飛ばしてよもっと 転がしてよ僕を 誰より無邪気に花咲かし なでつける風に笑う 君といる 君といる ここにいる 僕は 君がいる 君がいる ここにいる 僕と すぐ忘れる…

短歌であそぼ

ガバリとね得体の知れぬ黒い虫カチリ会うのよ夜の夜中に コンビニの明かりひそかに待つわたし音駆け足の君息上げて 知らぬ夜に増殖す縷々自転車よ、交合す様、想像す我

すこし猫背のなで肩に、あまるスーツあなたはとてもよくできた記号

指の先がすり減るまで踊る君と繰り返して使い古されたおとぎ話でおまえら性交でもするが良い我々の存在が、肉体が、出来事を透過させているフィルターにすぎなくとも指の先がすり減るまで踊る君と繰り返して 世界くだけよ きらきらに 終わりの世界 つげる魔…

夜になる直前のあの色をきみと僕とは まるで二匹の動物みたいに気まぐれな意味が諧謔味をましても たくさんの無意識が集まった総体としての夢、を抱え込む肉体 柵を越えて ひとり遊びが殺される前に

きみとぼくとは運命じゃないとやなんだ

より高次な認識に至るまでの過渡的な手段であるなんてシタリ語るあなたのこと 嫌いといえば嘘になる 三年後もボルシチを

バターになるまであなたと踊るわ シュビドゥバー シュビドゥバーバターになるまであなたと踊るわ シュビドゥバー シュビドゥバー

はだをなぶるなつのかぜはだをこころをなぶるじゆうであることうらめしいどうせならみうごきすらとれなくさせてくれればいいのに

海の底に光る宝石箱に ふたり落ちていくのよ きゃふー

トライアンドエラーを繰り返し僕らは永遠に至るきわめて馬鹿げた星の夢惚けたまま 遠くを見上げるしかない日々に

僕だけが感じる馬鹿げたシンクロニシティ 夢の中でさえも ほほえみをくれない優しげな君 予言めいた言葉に 頭を揺らす

ごめんなさい ごめんなさいと毎夜なみだをこぼしてる 神様の膝の上

冴えた闇の中で 獣のダンスを踊りましょう ただ記憶の中でさえ君は新しい

君は僕の細い腕をきしませにかかる全力で地下鉄のホームの柱がチーズみたいに見えるんだ女子高生という、たくさんの記号が街に吐き出される夕暮れに

恋しくて哀しくて べうべうと泣いた 引き裂かれるような 気持ちで わたしは・・・ べうべうと泣いた

さようならだけが永遠だとぼくが歌えば 馬鹿らしいと彼女はげらげらと笑った

潮干

生まれたてまるでとぅるとぅるのむき身みたいになって ふたりひっそりここで微笑んだりしてる

次に行く世界でもきっと君に会うよ 誰よりも柔らかく冷たい魂で傷つけて

ものがたり

まるで僕のことまるごとフィクションみたいに笑っておくれでないかい?

ハル

名も知らぬ君を見初める春、予感

架空の

たとえば血を見るのを嫌いなあなたが 率先して戦争を知ろうと思うこと 長男なのに『ジロー』だなんて名前で 案外に古風な理由でつけられたその名前を 内心じゃちょっぴり気にしているということ 絵を描くときのひどくナイーブなタッチの線や、 それでいて下…

純粋な性欲、本能が君だけに発露する はじめての 花の 名前を知る

彼のハートは飛び出たまんまで 帰っちゃ来ない 帰っちゃ来ない

時をとめて 深い エゴと向き合う