時をとめて 深い エゴと向き合う

気安いハートの叩き売り 僕は君の名前すら知らない

小学五年生の時に見た 変質者のペニス 眼鏡をかけた大学生風の 自転車に乗った男

背中ごしの気配に息を殺す曖昧な色、点滅す、酩酊す、頭蓋

ほらごらん 虚無が皮を着て、人間のふりをして歩いているよ

ねがわくばそう、 ドア越しに聞こえる 衣擦れの音 おもいはさん

頬骨のあたりの薄い肉 微笑む横顔に別れを告げて 冷たい夜のしじまのなかで いつまでも踊りほうけていたいのです 向けられる視線に眼もあわさず くるくる、くるくると

私が真ん中にきちんと正座するから、 あなたはしっかりまわして頂戴ね。中華料理店でなんて仲良しな恋人。

おもうだけで なみだが ほろほろと こぼれてしまいそうなこと