2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

死について

まだあたたかいうちにあなたのその肌に触れても良いですかただの物質へと還元せしむるその前にあなたを形づくるもの それをうしなうよりも前にただ愛おしいその形を眼に焼きつけておきたいのですその柔らかさを失うよりも前に 形であってもあなたでないもの…

徒然

ねむたなってもーぷ ねむたなってもーぷ呪文となえてお眠りなああ胸が、胸が壊れてしまいそうねむたなってもーぷ ねむたなってもーぷ お気に入りのシェルターで君と二人きりまるで歪、不格好な突起、誇らしげにさあ 誰より迂闊な僕らの声だけ響きわたる

完全立方体

いつも隙間なく満たされていたい

しこたま、という語感、響きが好きデス。 しずる感。 かしこ

夏太り

私の血液は 三●矢サイダー で できています 真剣な顔で 答えたら 頭を しこたま 殴られた

重複・徴候・こおし・

君の手のひらで踊りたい たとえそれが間違いでも 神様、神様、囁くのはやめない 古いガラス瓶が艶やかに光る 時は満たされて僕は幸福な夢を見る

チャプター2. 牛乳

朝、目覚めたら、 首筋にひやりとした感触が走り、私は顔をしかめる。 牛乳瓶にはまだ3分の1ほど中身が残っている。 昼、階段をのぼると、 気がつけば目の前にストライプのシャツを着た男が3人並んでいる。 縞模様が目にまぶしい。 夜、重力に逆らうリア…

白いものその2、牛乳について

内容をこと細かに書く程、その時に感じた感覚から、現実から、遠のいていくものです。それならば、数値化しただけの日記など、記録だけの方が、リアリティが感じられます。

チャプター1. 豆腐

ある日の午後に豆腐が私に噛みついた。 「豆腐の角に頭をぶつけて死んでしまえ」 などというふざけた比喩ならばよく耳にするところだが、 現実に豆腐に角をぶつけるー否、噛みつかれてしまう女など、そうはいないだろう。 と、いうか、いないはずである、と…

白いものその1豆腐について

実験 実験シリーズ。イメージをとりあえず形にしてみる。細部を固めるのが苦手。絵でも何でも。ニュアンス、イメージ、印象、雰囲気に逃げてしまい、緻密に中身を固めていく、線を重ねていくことがどうもできない。でも、動かさないよりかはましか。