真夜中に

何してんでしょうか?
まいたけの炊込みご飯をだしから作って炊いて、
パン・デピスという名のドイツケーキ焼いてます。
明日、大学の友人が泊りに来るからです。
単純に何かを作るのが好きで、ていの良い動機にしているだけ。
尽くすタイプというわけでもないのです。ただそういうのが好きなだけ。

そもそも泊りに来るの、女の子だしねえ。
でも女の子のが、喜んでくれるからしがいがあるってもんだ。
真夜中にこそこそ、こういうことしてんのも悪くない気分ですよ。

何より昼間より涼しくて気持ち良い。
曇り空に萎えてるしねえ。

爬虫類が好きかもしれない

住吉、錦糸町間に爬虫類専門のペットショップが 
できていたので、覗いてみました。 

トカゲを中心に蛇とか亀とか、一部蛙とかがわんさといました。 
うろこの質感とか、色とか、肌合いが綺麗だなーと思いました。 

びっくりするような色彩とか、身体の動きに合わせて、 
少しだけよるしわとか、光を照り返す肌とか、 
少しだけ浮き上がる肋骨とかが良い感じだと思いました。 

特に肋骨って部位は生命を感じさせて切ない。 

なかなかに美しい生き物だと。 
蛇なんかも色が、模様が綺麗で、綺麗で。 

陸亀、葉野菜で飼えるような小さいのだったら欲しいなーとか。 

かなり大きな蛇とか。小さくて繊細な蛇とか。 
威風堂々たる1m弱の大きなトカゲとか。 
アルビノの目が綺麗なトカゲとか。 
小さな手足の愛らしいトカゲとか。 
首のしわがなんだかおじいちゃんみたいだなー。 
ちろちろと出す左右に割れた舌とか。 
亀って馬鹿みたいな恰好してるよなあーとか。 
興味津々で「ふぉう」「恰好良い」とか時折声にもらしつつ 
じっくり爬虫類を楽しんでしまいました。 

毛が落ちないっつぅとこも良いですね。 
なんか憧れるな、爬虫類の冷たさは。光沢あるうろことか。 

気持ち悪い、気持ち悪い云われてるけど綺麗と思うよ。 

なんでしょう。 
爬虫類までなら、同じ脊椎動物として、なんとか通じ合えそうだ。 
生きる喜びであるとか、悲しみとか(笑)。 
目を見ればなんとなく。意外に愛らしいんですよ。 

でも外骨格、甲殻類や、まあいわゆる虫の皆様あたりになると 
絶対に通じ合えないであろう絶対的恐怖があるのかなと。 
(虫の目って全然違うもんねー数多い奴らもいるし) 
なるほど。恐いわけだ。 
彼らにとっての喜びと、我々の喜びって、 
絶対に相容れないというか、理解しあうのは不可能そうだ。 

ほら、くらげとか。 
あいつらが喜びそうなことって想像できないじゃない? 
(ねじまき鳥クロニクルでくらげについてあったよなあ…) 
まあ、くらげとかあそこまでくると好きだけどね。 
ふよふよしてて綺麗だし。 

あのねえ。良く分からない数多き足をコキコキ動かして、 
表情の無い、まぶたの無い目で近寄られるのがたまらない。 
壁とかに意味もなくばちばちあたるのとか。 
そのわりにふてえ態度で。がさごそと。 

うーん。魚あたりもわりに何考えてるのか分からないけど。 
魚眼だし。でもあのこ達、悪いことはできなさそうじゃない。 
虫って分かってて悪いこと出来るタイプな気がするんだよねえ。 
なにより魚はおいしいし、泳ぎは堂々と優雅だ。 

虫はこきこきセセコマシイ。 
意外と早いのが厭だ。遅くてもいやだけど。 
芋虫系もあんまりにも無防備で、 
むっちりとしているところが気に食わない。 
ちょっと圧せば骨もなく、どろりとした体液を流して 
死んでしまうところが厭だ。 

骨が無いって、結構厭だ。 
中だけみっちりと詰まっていて、その癖外圧に弱い。 
つぶれる…恐怖? 
ぷちんとか、ぱちんとかはじける感じが厭なのかもしれない。 
一瞬の、儚いとは云いがたい、無様な死に様。 
ぽきり、こきりと息絶えるのではなく、 
ぶちんとつぶれて終わるところ。 
死んだとしても、かさかさと常と変わらぬ姿でいること。 
温かなぬくもりがないところ。 
まるで乾いたごみのようになってしまうところ。 
ぱらぱらと脆く崩れ去るところ。 

うわー虫って厭だな。好きなトコねえな。 

写真や図鑑では見れるようになったけどねえ。 
小さい頃は平気だったんだけどねえ。 

うーん。でも流線型のボディとか、ロボットみたいなところ。 
まるで工業規格品みたい。 
男の子が夢中で虫取り、昆虫採集に興じる気持ちはわかるよ。 
細部のデザインが凝ってるからねえ。 
微細な違いがポイントだろ。鍍金みたいな色とか。 

女子は細部よりもイメージや雰囲気の違いの方が 
重視な気がするからな…。あくまでも傾向としてね。 

うーん。うーん。 

とりあえず、飛んでぶんぶん、ばちばち、夏の虫は恐怖です。 
夏は好きだけどねえ。 

夏の夜について、熱く語る気持ちは分かるとも。笑 
歩いてどこまでも行けてしまいそうな昂揚感はある。ザッツ夏。 

でも私は春の逢魔時(?) 
夕暮れから、宵にかけてのぞわぞわとした気配と空気が好き。 
怪しげな雰囲気に走り出しちゃうような。 
子供に戻ったように心もとない感じ。 
自分より大きな何かの力。夕闇を駆け出す生き物の気配。 

自転車に乗りたくなってきた。